Cases 症例紹介

食道内にりんごが詰まった犬

目次

今回は食道内異物についてお話させていただきます。

異物誤食は犬猫、特に犬での発生率が高く、若い子、高齢の子で起こりやすい緊急疾患の一つになります。

食道内に異物を詰まらせた実際の症例


レントゲン検査を行ったところ、食道の中にりんごの欠片が詰まっていることが確認されました。

異物誤食はサイズが大きいと消化管を完全に閉塞させてしまい、命にかかわる場合があるため緊急的に摘出処置を行いました。


⚕️ 治療内容

以下手術写真となりますのでご注意ください。

食道内に詰まっているりんごの欠片

内視鏡で胃内に押し進め無事詰まりを解除。軽度の食道の炎症が見られる。

今回は胃のすぐ手前の食道内にりんごの欠片が確認されたため、麻酔をかけて内視鏡を使用し、食道に詰まったりんごを胃内に押し出す処置を行いました。

処置後に確認すると、食道の粘膜には少し赤みと炎症が見られましたが、大きな傷や穴はありませんでした。

炎症を抑えるための粘膜保護剤を使用し、翌日には食欲も戻りました。


食道に異物が長時間とどまると、食道炎や潰瘍、穿孔(穴があくこと)を起こすことがあり致命的になるので

早期の診断、適切な処置がより良い状態の回復となります。

その為、咳やよだれ、吐こうとして吐けない仕草などが見られた場合は、早めに受診することが大切です。

少しでも「何か食べてしまったかも」と思ったら、すぐに当院を受診ください。


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